木造一戸建ての全面リフォーム工事

今回は買い替えとリフォームを悩んでいるお客様からのご相談。

建て売りの新築住宅を買うのと、
思い入れある今の家を全面改装するのと、
どちらが良いのでしょうか？と悩んでいました。

そんな相談から始まった今回のプロジェクト。
そもそも今回の物件は2×4(ツーバイフォー)と呼ばれる工法で
建てられたお家だったで、通常の在来木軸工法に比べると
かなり制約のある工事となりました。

三井ホームの強みであるツーバイフォー工法のメリットとデメリット。

すごくざっくりと言いますと、
柱や梁で家を支える在来木軸工法に対して、
壁や床といった”面”で家を支えているのが2×4です。
つまり、抜ける壁がかなり限られてしまう、という事です。

なので今回は、自由にリフォームが出来ないのであれば、
建て売り住宅も選択肢に入れておこう。
そんな理由だったみたいですが、ご安心を！！
そんな思いを大切にするのが、我々設計者の使命。
最終的に、思い入れのある今の家をリフォームする事になりました。

敷地面積110㎡、延べ床86㎡、築18年の木造戸建てのリフォーム工事です。
それでは事例を紹介しましょう。

なお、写真はほとんど同じ方向から撮影しています。
(窓の位置は全く変わっていません。合わせてご覧下さい)

before & after

▼工事のポイント

IKEAがとても好きな奥様でした。
細かい事をご自分でも随分と調べられていたようで、
こちらも勉強になる事がしばしばありました。

お客様は北欧風な雰囲気がお好きだったようですが、
こってりな北欧風にはせずに、シンプルにまとめました。
その方がいつまでも飽きることなく、永く使って頂けます。

壁の仕上げにはクロス(壁紙)は使わずに、漆喰を塗りました。
塗り壁は、こういった雰囲気を出すのに一役買っていますね。