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さぁ、窓から家の断熱性能を高めよう!!各工事のメリット&デメリット[その1]

さぁ、窓から家の断熱性能を高めよう!!各工事のメリット&デメリット[その1]


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前回、窓が我が家にとってどんな事をもたらしてくれて、

どんな事を奪い去っていくのかを説明しました。

 

「窓」から考える、住宅事情のエトセトラ

 

では実際に、どんな事をすれば窓の断熱性をアップできるの?

どれ位の効果が得られるの?

費用は?工事の期間は?

その辺りを2回に分けてザッと説明して行きましょう。



 

 
1.効果絶大!!窓を総入れ替えする
 

まずは「窓を枠もガラスも全部入れ替える」という事です。

これが何だかんだ一番効果が高いでしょう。

しかし、一番時間も金もかかります。

 

窓は通常、外壁に一部埋めて固定してあります。

なので外壁を窓よりも一回り大きく壊す必要があるのです。

 

IMG_サッシ前

 

そして外と同じように、内側の窓まわりの壁も壊す必要があります。

つまり[窓の製品代金]の他にも、

[家の内外壁の解体工事][窓の取付工事][内外壁の造作工事]

[外壁の補修工事(写真の場合は、モルタル補修+塗装補修)][内壁の壁紙補修]

これらの工事が発生しますので、一ヶ所入れ替えるのにおおよそ10万〜30万程度の費用となります。

(もちろん入れ替える窓の大きさ、内外壁の現在の状況などで金額は変わります)

 

サッシ後

 

 

この工法のメリット 

・断熱効果が高い

・古い窓が新品になり、性能も美観もアップ

・窓の形状や大きさを自由に変えられる

 

×この工法のデメリット

・なんと言ってもコストや工期がかかる

・箇所数、大きさによって住みながらでは大変

・場合によっては壁補修の継ぎ跡が目立つ

 

*こんな人が向いています!!

・とにかく窓に対する性能を上げたい(優先度もかなり高い)

・他の部分のリフォームを考えているので、その一部として取り組みたい(これが一番正解)

 

 


2.まるで新品!!カバー工法で見た目も性能もスッキリ美しく
 

「窓を丸ごと入れ替えるって、うちはマンションなんだけど」

今はマンションに暮らす方も大勢いますね。

確かにコンクリートで造られたマンションで、外壁を壊して窓を全て入れ替えるのは不可能です。

ちなみに、マンションでは「専有部分」「共用部分」がありサッシは通常「共用部分」の扱いになります。

つまり入居者個人のレベルでは、サッシを直接触る工事は認められないケースがあります。

 

そこで、サッシを丸ごと入れ替えるのと同じ位の効能を得られるのが「カバー工法」と呼ばれる工法です。

簡単に言うと、今あるサッシ枠を残して上に新たなサッシ枠を被せて、新たな窓ガラスを組み込むという感じですね。

 

                     

 

これはサッシ枠もガラス窓もすべて新しくなるので、窓を全て入れ替えたのと同じです。

ただし、一つだけ注意点があります。

今のサッシ枠の上に新たにサッシ枠を組むわけですから、開口サイズが小さくなります。

これは物理的に仕方の無い事です。

ちなみに木造住宅でも工事可能ですので、窓全体を入れ替える工事に比べて

コストも時間も抑えられます!!

 

YKK ap スマートカバー工法

 

この工法は、上から被せるサッシ枠が完全に特注扱いとなり、

一ヶ所入れ替えるのに、おおよそ15万〜程度の費用となります。

(もちろん入れ替える窓の大きさ、ガラスの性能などで金額は変わります)

 

 

◎この工法のメリット

・内外壁の工事が不要

・外壁が壊せないマンションにも対応できる

・窓全体を入れ替える工事に比べて、コストも工期も抑えられる

・見た目も性能も新品同様になる

 

×この工法のデメリット

・開口サイズが今までよりも一回り小さくなる

・見た目がちょっとごつくなる

 

*こんな人が向いています

・マンションに住んでいる人にとっては、一番グレードの高い工事

・窓全部を入れ替えるのに抵抗がある

・他のリフォーム工事を考えていないけど、サッシはキレイにして性能も上げたい

 ・見た目のごつさにこだわりのない人(これは以外と重要なポイント)








 

今回はここまでです。 

次は、最近耳にする「内窓」について説明していきます!!

 


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