前回、窓が我が家にとってどんな事をもたらしてくれて、
どんな事を奪い去っていくのかを説明しました。
では実際に、どんな事をすれば窓の断熱性をアップできるの?
どれ位の効果が得られるの?
費用は?工事の期間は?
その辺りを2回に分けてザッと説明して行きましょう。
まずは「窓を枠もガラスも全部入れ替える」という事です。
これが何だかんだ一番効果が高いでしょう。
しかし、一番時間も金もかかります。
窓は通常、外壁に一部埋めて固定してあります。
なので外壁を窓よりも一回り大きく壊す必要があるのです。
そして外と同じように、内側の窓まわりの壁も壊す必要があります。
つまり[窓の製品代金]の他にも、
[家の内外壁の解体工事][窓の取付工事][内外壁の造作工事]
[外壁の補修工事(写真の場合は、モルタル補修+塗装補修)][内壁の壁紙補修]
これらの工事が発生しますので、一ヶ所入れ替えるのにおおよそ10万〜30万程度の費用となります。
(もちろん入れ替える窓の大きさ、内外壁の現在の状況などで金額は変わります)
◎この工法のメリット
・断熱効果が高い
・古い窓が新品になり、性能も美観もアップ
・窓の形状や大きさを自由に変えられる
×この工法のデメリット
・なんと言ってもコストや工期がかかる
・箇所数、大きさによって住みながらでは大変
・場合によっては壁補修の継ぎ跡が目立つ
*こんな人が向いています!!
・とにかく窓に対する性能を上げたい(優先度もかなり高い)
・他の部分のリフォームを考えているので、その一部として取り組みたい(これが一番正解)
「窓を丸ごと入れ替えるって、うちはマンションなんだけど」
今はマンションに暮らす方も大勢いますね。
確かにコンクリートで造られたマンションで、外壁を壊して窓を全て入れ替えるのは不可能です。
ちなみに、マンションでは「専有部分」と「共用部分」がありサッシは通常「共用部分」の扱いになります。
つまり入居者個人のレベルでは、サッシを直接触る工事は認められないケースがあります。
そこで、サッシを丸ごと入れ替えるのと同じ位の効能を得られるのが「カバー工法」と呼ばれる工法です。
簡単に言うと、今あるサッシ枠を残して上に新たなサッシ枠を被せて、新たな窓ガラスを組み込むという感じですね。
これはサッシ枠もガラス窓もすべて新しくなるので、窓を全て入れ替えたのと同じです。
ただし、一つだけ注意点があります。
今のサッシ枠の上に新たにサッシ枠を組むわけですから、開口サイズが小さくなります。
これは物理的に仕方の無い事です。
ちなみに木造住宅でも工事可能ですので、窓全体を入れ替える工事に比べて
コストも時間も抑えられます!!
この工法は、上から被せるサッシ枠が完全に特注扱いとなり、
一ヶ所入れ替えるのに、おおよそ15万〜程度の費用となります。
(もちろん入れ替える窓の大きさ、ガラスの性能などで金額は変わります)
◎この工法のメリット
・内外壁の工事が不要
・外壁が壊せないマンションにも対応できる
・窓全体を入れ替える工事に比べて、コストも工期も抑えられる
・見た目も性能も新品同様になる
×この工法のデメリット
・開口サイズが今までよりも一回り小さくなる
・見た目がちょっとごつくなる
*こんな人が向いています
・マンションに住んでいる人にとっては、一番グレードの高い工事
・窓全部を入れ替えるのに抵抗がある
・他のリフォーム工事を考えていないけど、サッシはキレイにして性能も上げたい
・見た目のごつさにこだわりのない人(これは以外と重要なポイント)
今回はここまでです。
次は、最近耳にする「内窓」について説明していきます!!
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