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さぁ、窓から家の断熱性能を高めよう!!各工事のメリット&デメリット[その2] ※自分でできちゃう、お得な断熱工事の説明アリ!!

さぁ、窓から家の断熱性能を高めよう!!各工事のメリット&デメリット[その2] ※自分でできちゃう、お得な断熱工事の説明アリ!!

 

前回は、「窓をまるごと入れ替える」工事や

マンションなどで良く行われる、「カバー工法」という工事の紹介をしました。

 

さぁ、窓から家の断熱性能を高めよう!!各工事のメリット&デメリット[その1]

 

今回は前回よりも、もう少し現実的にできそうな工事の紹介していきましょう。

 
3.費用対効果は抜群!!内窓設置で防音にも効果◎
 

1

 

ちょうど4年ほど「住宅版エコポイント※」という制度が策定されました。

※現在は終了しています。

その時に爆発的に注目されたのが、「内窓」工事です。

名前の通り、今の窓の内側にもう一つ窓を設置する工事です。

当時は、ホームセンターや家電量販店、TVのCMなどでガンガン宣伝していましたね。

一体なぜでしょうか

それは、前回までに紹介した2つの工法よりもコストが安く、効果も高い。

しかも、マンション・一戸建てに問わず工事ができるからです。

 

「じゃぁー、みんなコレでいいじゃん!!」

 

確かにそう思うのですが、いくつか注意点があります。

まず「内窓」ですから、窓を開けるのに2回、鍵を解錠する必要があります。

既存の窓と、新たに取り付ける内窓の間の密閉された空気層が

断熱効果をもたらすので、既存の窓の結露は軽減はされますが、なくなりません。

そして、今の窓枠の奥行きが狭い場合には、窓枠を家の中に出っ張らせる必要があります。

 

2

 

どんな工事にも共通して言える事ですが、

メリットとデメリットをちゃんと理解した上で、工事を行いましょう。

人によってはメリットがデメリットに感じる事もあるでしょうし、

逆に、デメリットがメリットに感じる人もいるでしょう。

「勢いや」「何となく」とかで工事を行うときっと後悔しますよ。

 

LIXIL TOSTEM イン-プラス

YKK ap プラマードU

 

内窓工事って、実は結露以外にも「防音効果」を求めて工事をする人も多いのです。

交通量の多い道路の騒音レベルは[約80dB](デシベル)と言われています。

外窓だけですと、家の中では[約55dB]の音となり事務所レベルの空間になります。

そこに内窓をプラスすると、約40dB]となり図書館レベルの静かさになります。

 

LIXIL TOSTEM イン-プラス [防音効果]プラス

 

また家の中から発生する様々な音→TVやオーディオの音、赤ちゃんやペットの泣き声…などなど。

これらの音が外に漏れるのをある程度防ぐ事ができます。

 

1ヶ所あたり、おおよそ5万〜程度の費用(商品代金+取り付け工事費)となります。

(ガラスの性能や枚数、大きさなどで金額も大きく変わります)

 


 

◎この工法のメリット

・とにかくコスパが良い

・1窓あたり約1時間というお手軽スピード施工

・豊富なカラーバリエーションで、様々なインテリアコーディネートが可能

・断熱、結露、遮熱、防音、とにかく様々な効果がプラスされる

・マンション、一戸建てを問わずに設置が可能

 

×この工法のデメリット

・窓が二重になるので、開け閉めが2回になり掃除もちょっと大変

・窓が部屋側に少し出っ張ってくる可能性がある

 

*こんな人が向いています

・大がかりな工事はせずに、簡単に断熱効果を求めたい

・どうせ工事するならちょっとオシャレにしたい

・防音効果も必要だ

 
4.さらにお手軽に工事をしたい人必見!!ガラスだけを入れ替えるアタッチ工法
 

さらに安くてお手軽に工事ができるのがこの「アタッチ工法」

これは、今のガラスがはまっている溝にアタッチメントを取り付けて

別のガラスを入れるといった工事です。

 

 

img_006_01

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 図では複層ガラス(ペアガラス)となっていますが、

真空ガラスなどの高性能ガラスに入れ替える事も可能です。

 

日本板硝子株式会社 真空ガラス スペーシア

真空ガラス スペーシア 真空ガラスとは

 


この工事の注意点は、今の窓はガラスが1枚であることです。

この工事は、高性能ガラスに入れ替えるのであればまだしも

ただ複層ガラスにするだけですと、正直コスパが良いとは言えませんね。

もちろん1枚ガラスよりは、性能は高いのですが。

工事金額は、おおよそ¥15,000/㎡〜程度となります。

(複層ガラス、高性能ガラスなどで金額も大きく変わります)

 

◎この工法のメリット

・内窓設置と違い、窓の開け閉めは1回で済む

・金額は非常に安く工事時間も短い

 

×この工法のデメリット

・コスパがそこまで良くない

・1枚ガラス用のサッシに2枚ガラスが取り付くので、動作が重くなる

・ガラス部分が一回り小さくなる

・サッシの性能は上がらないので、サッシ枠は結露する

 

*こんな人が向いています

・何もやらないよりは、何かしたい

・とにかく安くやりたい

・内窓設置で、開け閉め動作が2回になるのがイヤ

 
5.これこそ究極のローコスト工事!!市販商品を買って自分でやってみよう!!
 

さて、これまで色々な工法を紹介してきましたが

もっと簡単に自分できる方法はないのか?

というご要望にお応えしましょう!!

 

窓の結露は、外の冷たい空気と家の中の暖かい空気が

ガラスの部分でぶつかり合って、暖かい室内側に発生します。

内窓や複層ガラスにや高性能ガラスに共通している事と言えば、

ガラスとガラスの間に「空気層」が設けられている事です。

ガラス1枚だと冷たい空気と暖かい空気がガラス部分で

直接でぶつかり合いますが、空気層というワンクッションがあると、

大幅に軽減されるのです。

身近な例でいうと、梱包に使われる通称「プチプチ」でも

ある程度の効果が得られるのです。

あれも空気の層からできていますからね。

 


 

最近よく売られている、フェルトみたいなロールシートは

結露に対して全く効果はありません。

あれは結露して発生した水滴の掃除を楽にする為の商品です。

結露ありきの商品…という事になります。

 






 

数回に分けて窓に関する記事をアップしていきました。

木造一戸建てであれ、高層マンションであれ、賃貸アパートであれ、

段ボールであれ、誰しも必ず「家」に帰ります。

その「家」に関する事を、少しでも分かりやすく

これからも紹介して行ければと思います!!

 

 


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