
マタニティフォトで妊娠中の思い出を残そう!!!
先日、僕が妻のマタニティフォト(マタフォト)を撮影した記事をアップしました。大変嬉しい事に、「今度我が家でも撮影して下さい!!」
との依頼を、メッセージでチラホラ頂きました。ありがとうございます。
僕は、あくまで撮影する側の人間として被写体(今回の場合は妊娠中の女性)を、
いかにキレイに美しく撮って、喜んでもらえるか?
という事しか考えていないので、恥ずかしい気持ちは一切ありません。
でも撮られている方は、ちょっと恥ずかしいかもしれませんよね。
そこで今回は、自宅で旦那さんが簡単に撮影できる方法をご紹介したいと思います。
自宅で撮影するなら気分的にも楽だし、カメラマンが旦那さんであれば
恥ずかしいという事もないでしょう。
わざわざお店に連絡して予約する煩わしさもありません。
あと、余計なお金がかからないのも嬉しいですね。
それでは早速ご紹介していきましょう!!
自宅で旦那さんがマタニティフォトを撮影する 5step
- 1.用意する物
- 2.撮影スタイルを決めよう
- 3.背景を決めよう
- 4.撮影のコツ
- 5.写真補正のコツ
1.用意する物
実は大した用意は必要なく、絶対に必要なのはカメラぐらいです。カメラも出来れば一眼レフなどが良いでしょうが、ミラーレス一眼でも
全く問題ないと思います。コンデジはちょっと厳しいかもしれません。
(シャッター速度・絞り・露出補正などが変更できればOKです)
レンズは多少望遠よりのレンズが好ましいですね。
50㎜〜100㎜ぐらいがカバーできるレンズであれば問題ないと思います。
(レンズキットなどに付いてくるレンズでOKです)
その他にあれば良い物は、カメラの三脚ぐらいです。

2.撮影スタイルを決めよう
どんなポーズで撮れば良いのか、さっぱり分かりませんよね。そんな時はGoogleでマタニティフォトで画像検索してみましょう。
こんな感じでステキな写真がたくさん出てきます。

奥様様と一緒に、どんなポーズが良いか楽しみながら事前に決めておきましょう!!
衣装もお手持ちの洋服や、下着、思い切ってヌードなんていうのもありです。
わざわざ買う必要も無いかもしれませんね。
3.背景を決めよう
背景に関するご質問を何件か受けました。実はこの背景、こんな場所で撮影してるんです。
Canon 6D EF17-40㎜ f/4L USM マニュアルモード f4.0 1/125秒 ISO250
焦点距離40㎜ 三脚使用
はい、ただの窓です。
しかも後ろにばっちりベランダまでありますね。
ここでのポイントは白っぽいレースのカーテンがあることです。
窓の大きさは、奥様を撮影する時にはみ出さない大きさなら問題ないです。
今回の僕の場合は、お腹のちょっと下から頭の上まででした。
4.撮影のコツ
ここからがちょっとコツのいるステップです。撮影をする際は、なるべく外の明るい時間にして下さい。
窓からの光が仕上がりを左右しますので、雨の日などは避けて下さい。
まずは失敗例です。
Canon 6D EF24-105㎜ f/4L USM マニュアルモード f6.3 1/180秒 ISO200 焦点距離85㎜ 三脚使用
見ての通り、背景がそのまま写ってしまっています。
ベランダの格子は見え、レースのカーテンも明らかにレースカーテンというのが
分かってしまう程です。仕上がりも全然ふんわりしていません。
ではどうすれば良いのか?
そのポイントは、f値とシャッター速度にあります。
Canon 6D EF100㎜ f/2.8 Macro USM マニュアルモード f3.5 1/25秒 ISO250
焦点距離100㎜ 三脚使用
f値を開放させて、シャッター速度を遅くして、背景をわざと白飛びさせています。
最初の失敗例はf値が6.3、シャッター速度が1/180秒、ISOは200です。
次の成功写真はf値が3.5、シャッター速度は1/25秒、ISOは250です。
f値が約2段分、シャッター速度も約3段分で合計約5段分明るくなっています。
(ざっくりいうと、5段分って相当明るくなっています)
f値はなるべく小さく、つまり、ぼかして撮影した方がふんわりします。
f値を小さくするに伴い、シャッター速度も早く(小さく)していかないとダメですが、
三脚がない場合は、ISO感度をあげてシャッター速度を稼ぎましょう。
手持ちで1/30秒以下は危険です。ブレた写真になってしまいます。
なお、この数値はあくまで参考程度にして下さい。
実際に撮影する際は、何度もテスト撮影をして各数値を調整して下さい。
デジタルの強みはそこです。何度でも撮り直してその場で確認できます。
5.写真補正のコツ
補正にも正解はありませんが、ご参考までに今回の補正例を。まずは補正前です。

そして補正後です。

前回アップした写真はこんな感じでした。

今回補正で特に気を使った部分は、肌です。
これだけ肌が露出していますので、Lightroomの部分補正で明瞭度を下げて
出来る限り肌をキレイに仕上げました。(シャープの反対みたいなイメージ)
背景の白飛び部分と肌の境界もギリギリ残るぐらいに
ハイライトや白レベルをなるべく明るく調整しました。
お腹の文字も薄かったので、彩度を調整してなるべく目立つように。
あとはフィルターなどで一気にいじってしまっても良いかもしれません、
3枚目の写真はまさにそうです。
デジタルの強みは補正でも発揮します。ダメなら元に戻せばいいのです。
怖がらずに、コピーをしてドンドン補正してみましょう。
▼最後に
お金がもったいない、恥ずかしい、面倒くさい。そういう理由で諦めてしまうのはもったいないです。
撮りたくても撮れない人だってきっといます。
一人でも多くの人に届くことを願ってます!!
きれい。奥様もステキに撮れていますね。写真集にでてきそう。奥様の幸せな表情がよくでています。楽しみですね。
emichanさん、いつもありがとうございます!!
あの頃に比べて写真技術も、コツコツ成長しています(^^;)