もう最近では当たり前に聞く「リフォーム」。
英語で書くと「reform」
「Re」「Form」 リ・フォーム
新たに何かを作り直すようなイメージ。
ちなみに、僕の在籍している建築業界では「rehome」
「Re」「Home」 リ・ホーム
といった感じで、住宅を新たに作り直すという意味も示しているらしい。
雑誌やTVなどで最近見かける「リノベーション」
こちらは英語で「renovation」
「Re」「Innovation」 リ・イノベーション
ちなみにイノベーションとは、
「それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて、
新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。」
つまり、既存の用途や概念をいっさい取り払い、
新たに一からデザイン設計を行うような工事の事を指す。
この「リフォーム」と「リノベーション」にキチンとした定義や線引きはないが、
簡単に言うと、
「キッチン、お風呂、トイレや洗面台の交換。壁紙やフローリングの交換」
などはリフォーム。(金額的には100万円〜800万円程度※)
「マンション一室をスケルトン(全部解体してコンクリートだけにする)、木造一戸建てを柱残しで間取りも使い方も全部変更する」
などの大がかりな工事をリノベーション。(金額的には800万円〜2,000万円※)
といった感じで、建築業界では区別しています。
※住宅そのものの規模や構造によるので、あくまで参考程度です。
先にあげた、「リノベーション」クラスの工事になると
建設業の許可を受けている工事店、各申請に必要な書類を発行する建築設計事務所に所属する建築士、
工事現場を管理する現場監督(規模によって、建築施工管理技士や建築士の資格も必要)など、
様々な資格・技術取得者や許可や申請や認可が必要となってきますが、
「リフォーム」クラスの工事だと資格も許可も申請も何にも必要ないのが現状です。
無資格のにわか業者でも簡単に工事ができてしまうので、
よくあるのが「悪徳リフォーム業者」による被害です。
こちらが無知識の素人なのを良いことに、法外な金額請求だったり、
粗悪な工事を行った後、連絡が取れなくなってしまったり、
さまざまな業者がいるので注意が必要です。
こちらが、ある程度の知識や情報をインターネットから仕入れても
それを上回る巧妙な手口で仕掛けてきます。
基本的に、工事をしたいと思うのは自分の意志ですから、
安易な営業マンや押し売り業者などに仕事を頼まないように注意しましょう。
今回限りの限定○○とかは結構怪しいです。
さて、今回はここまで。
次回は悪徳リフォーム業者を見極める!!
そんな感じのテーマでお届けします(*´∀`)
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